言語聴覚士が考えるYouTubeとの付き合い方

2026.06.07

「うちの子、YouTubeばっかりなんです。やっぱり良くないですか?」

「ことばが遅いのはYouTubeのせいですか?」

こんなご相談をいただくことがあります。

まずお伝えしたいのは、ことばが遅れる原因をYouTubeだけにすることはできない、ということです。

ことばは、

・ことばの理解力や表現力
・コミュニケーションへの意欲
・身体の発達
・心身の健康状態

など、さまざまな力が土台となって育っていきます。

一方で、YouTubeとの付き合い方については気をつけたい点もあります。

例えば、

・人との会話の時間が減ること
・目を動かす機会が少なくなること
・姿勢が崩れやすいこと
・やめるタイミングが難しくなり、依存につながること

などです。

ただ、YouTubeには良い面もあります。

・語彙が増える
・ことばや動きを真似する
・興味関心が広がる
・保護者の方のゆとりにつながる

など、上手に活用することでプラスになることもあります。

私が保護者の方にお伝えしているのは、

① 時間を決めて見ること
(エンドレスで見続けない)

② 見た内容を誰かに伝えること
(言語化やコミュニケーションの練習になります)

③ 姿勢に気をつけること
(タブレットを机に置いて見る。できればテレビなど大きな画面で見る)

という3つです。

私は、YouTubeを完全にやめる必要はないと思っています。

大人も動画を見ますし、スマホも使います。

子どもは大人の姿を見ながら育ちます。

だからこそ、「見ること」そのものを悪者にするのではなく、どう付き合うかを考えることが大切なのではないでしょうか。

ただ、ことばは人とのやり取りの中で育つものです。

YouTubeを見る時間と、人と関わる時間のバランスを取りながら、お子さんに合った使い方を見つけていけるといいですね。

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